- IVHポート留置術(CVポート)
- CVポートのメリット
- CVポートの主な対象者
CVポート(IVHポート留置術)
CVポート留置とは中心静脈(Central Vein)と言われる心臓に向かう大きな血管に点滴等の薬剤を送るカテーテルを留置し、その送り先であるポートという道具を皮下に留置するすることです。このポートから心臓近くの太い血管内に栄養や薬の補給、採血、輸血などを行います。中心静脈(CV)からの点滴は 手術後や消化器疾患などで必要栄養素を経口摂取できない方などに主に行いますが、体表のカテーテル挿入部は、細菌等の感染予防のため清潔にはかなり気を配る必要があります。そこで 、特に自宅療養でCVがライフラインになる方は、 感染のリスクを抑えるため、ポートという器具を皮下に埋め込む作業を行います。この方法ですと、皮下で体内のカテーテルとつながりますので感染のリスクは、はるかに低減されます。 またこれにより点滴をしていなければならない時期でも入浴が可能となり、在宅でのQOL(生活の質の向上)につながります。
CVポートのメリット
- 詰まりにくい
- 感染が生じにくい
- 入浴が出来る
当院では、IVHポートの埋め込み手術を日帰りで行っております。
CVポートの主な対象者
- 経口摂取が困難で、ご本人やご家族が胃ろうに抵抗がある方
- 高カロリー輸液が必要な方
- 継続的な点滴治療を行う方で、血管確保が困難な方
- 継続的な化学療法を行う方で、血管確保が困難な方